事業内容

お客様から受注後、建築図面よりCADを用いて鉄骨施工図の作図、切断寸法の算出や図面を読み取り、同時に質疑提案書を作成し、材料の発注を行います。

鉄骨製造において設計は非常に重要な工程であり、加工時はもちろん、最終工程である『現場建方』の指示書のような役割も果たします。

設計には多くの経験と知識が必要になります。

入荷した材料の切断・孔明け加工・開先加工を行います。

図面に沿って入荷した6～13メートルほどの鋼材を切断や孔開けなどを行い、組立の下準備を行います。ここでの作業は後に製品精度へとつながっていくため、非常に重要な作業となります。

加工された鋼材の組立を行います。

組立部材の形状を保持することを目的として、部材と部材を仮組立（組立溶接）していきます。切断された部品を、溶接による縮み、反りを検討しながら加工図を基にケガキ作業（取り合いPLの位置決め）を行い取り合いプレートを取り付けます。この作業では、取り付け位置・PLの厚さ・孔ピッチ・上下方向および溶接箇所にも留意します。また、現場で建て方を進める工程で問題（ボルトの取り合い・干渉等）がないかを確認します。

本溶接は仮組立（組立溶接）を行った接合部を完全に溶接し部材を一体化します。

加工において『溶接』の作業工程は、熟練の技術者が不可欠です。弊社の建物は、技術者一人ひとりの確かな技術と経験・知識から生み出されています。職人による溶接を行う場合は高度な技術が必要になります。

溶接が終わった品物に対し、外観検査により表面の不具合を、超音波検査により内部の不具合を、製品精度検査により品物の各寸法が決められた許容内にあるかを確認します。

お施主様、工事監理者、工事管理者、元請様の立会いのもと、社内検査の結果を報告書や柱、梁（製品）で確認をしていただきます。

腐食の防止や防錆効果の長期維持を目的に錆止め塗装を行います。

適切なケレンでスパッタ、スラグ除去を行い、綺麗な溶接外観を心がけています。（塗装膜厚の確認1回塗り35μ、2回塗り70μ）塗装にも多くの種類があります。錆止めを行う部分がどういった状況（屋外か屋内かなど）なのかにより使い分けております。

現場搬入工程に合わせて、製品出荷を行います。

製造された鉄骨を現場に搬入して、現場建方を行います。

建方とは実際の現場で、工場で製造した鉄骨を組み立てていくことです。作図から建方まで弊社で行う事で責任を持ってご依頼を完工することもできます。また、弊社スタッフが現場に立会うので追加・変更などにも迅速に対応することができます。